こんにちは、６月に入り、早くも３０℃を超える日が続いてきました。
今年は５月病というのはなかったかもしれませんが、この暑さはこたえますね。
さて、私達の身体は常に生きようと戦っています、なにと？
と思われるかもしれませんが自然界は常に生存競争を繰り広げており、
それは私達とて例外ではありません。
新型コロナウイルスはとても分かりやすく、私達の命を脅かす存在ですが、
それ以外にも様々な脅威が存在し、その脅威と戦い、勝って我々は生きなければ
なりません。
普段私達は意識をしてそれらの脅威と戦っていません、意識をせずとも勝手に身体が
防衛をしてくれます。
しかし常に連戦連勝出来る訳ではなく、時に防衛ラインを突破されて、熱を出したり、
身体の調子を崩したり、おなかを下したりする訳です。
ですので、少し意識的に身体の防衛力を上げてあげる努力をしましょう、
それがつまり免疫力を高めるということです。
ここで問題です。
ウイルスと闘いやすくする為に、私達が行うことはなんでしょう？
はい、予防接種ですね。
私達の身体には外敵と戦い、その相手を記憶しておく能力があります。
一度闘った敵には次回有利に闘えるになるって凄いです！
あるお医者さんから聞いた話ですが
「ウイルスとは積極的に接触した方が良い」
と仰ってみえました、勿論完全敗北、つまり死んでしまってはいけませんから
限度はありますが、
除菌抗菌とやりすぎるのは結局身体によくない、と聞いたことのある方は
多いのではないでしょうか？
私達は健康に生きて行く上で、ある程度は雑菌と接触して常に抵抗力を磨いて
いた方が、いざという時にも余力を蓄えておけるということです。
皆さんが運動をしたり、野菜や果物を食べたり、除菌をし過ぎなかったりして
自分の身体の余力を蓄えるのは、なんとなく私達が健康で生きている理由を
分かっているからだと思います。
別に特別なことをする必要はありません、適度に体を動かしてバランスの良い
食事を食べ過ぎないように食べて、早寝早起きを心がけるだけです。
しかし最近一つ不安なことがあります、それは家の中が快適になりすぎて、
自然界とはかけ離れた環境になってしまい、
そこに住まう人の免疫力が衰えてしまうのではないかと。
最近の家は本当に、冬暖かく、夏涼しい、エアコンの能力もどんどん上がり、
部屋の中は一年中一定の温度なんていうことも夢じゃなくなってきました。
でもこれはつまり、除菌抗菌し過ぎて、ウイルスを完全に断ってしまった状態と
同じで、実は身体によくないと思います。
暑くなってきた！と汗もかく前からエアコンを付ける。
寒くなってきたとまだ我慢出来るうちからエアコンを付ける。
これはちょっと問題だと思います。
身体は季節が変わると、それに適応する為に準備を始めます、夏は汗をかきやすく
したり、冬は逆にかきにくくしたり、それを家の中が快適すぎて、ある日外へ
出かけると、暑さで体温調節が上手くいかず、あっという間に熱中症になってしまう。
すみながらの家では無理矢理温度の一定を目指すのではなく、ある程度自然の温度を
取り入れ、湿度の調節で快適な方向へ導き、最後にエアコンで温度調節を行うので、
上記のような心配はありませんが。
そのような家ばかりではありませんので、これからは普段から無理のない程度に、
季節の温度変化にも適応できるよう
適度に体を動かす。
バランスの良い食事。
食べ過ぎない。
早寝早起き。
に加えて、
外の空気に身体を慣らす。
ことを習慣にしていったほうがいいかもしれませんね。
快適に快適にしようとしたつもりが、自分の首を絞めることになるなんて皮肉ですが、
除菌抗菌なんて一切していなかった時代を我々は生き抜いて来ているのですから、
身体のしくみを理解して、ちょっとは鍛えていくのが、健康を続ける秘訣だと
私は思います。