カビでお悩みの方へ2

 皆様こんにちは、新型コロナウイルスはまた不気味に広がっているように見えます、
緊急事態宣言時に学んだ対策をしっかりと行って、備えたいですね。
 
 
さて、前回から3回シリーズでお伝えする物入れのカビ対策
今回は2回目となります。
 
一度発生してしまうと、退治するのは大変ですが、ポイントを押えれば
必ずカビの発生しにくい環境をつくることは可能です。
 
それでは対策の続きをご紹介します。
 
 
 
ポイント1 栄養を断ちましょう
 
物入れに清潔な物しか入れていない?いえいえ、カビは私達の皮脂や汗が大好物です。
玄関先の物入は特に外出先から戻って来て、そのまま保管されることが多く、
一階の北側で通気も悪い場所とも相まってカビやすい場所です。
 
洗える物はしっかりと洗濯し、出来れば高温の乾燥機で乾燥させた後に保管し、
扉を閉めっぱなしにしないでおきましょう、洗えない物はよく乾燥させ、
表面の汚れを落とし、少しだけ天日に干して紫外線殺菌の後、
乾燥剤と一緒に密閉出来る容器に入れて保管するとよいでしょう。
 
 
お気に入りの物ほど、ここ一番に出そう出そうとなかなか機会がなく、
いざという時にはカビだらけなんていうことはよくあります。
 
 
玄関先の物入は、元々長期保管には向かない場所なので、物を溜め込まず、
頻繁に使用する物やカビが付着してもすぐ除去できる物にしておきましょう。
 
長期に保管したい場合には、上記のような洗浄をした後、
二階以上の収納に入れておくことをおすすめします。
 
何故二階以上の収納かと思われるかもしれませんが、
 
一階の収納に比べて、二階や小屋裏収納は湿気が溜まりにくい為
カビが繁殖しにくく衣類の収納には向いています。
 
但し衣類を食べる虫には要注意!
 
 
 
ポイント2 物入という空間自体の弱点を理解して使用しましょう。
 
玄関先や北側等、湿気が溜まりやすい物入れに入れられるものは、
無機質なもの、スキーの道具やキャンプ道具等のアウトドア用品
(万一カビてもすぐ拭き取れる)
 
清潔にしてよく乾燥されたものならガラスやプラスチック、ブリキ缶など、
ハードなケースにいれれば比較的安全。
 
 
 
ポイント3 この対処法は要注意!
 
物入れを乾燥させようと新聞紙や段ボールを敷いたり、
吸湿剤を入れておくのは実は諸刃の刃、5日〜10日程度の短期間なら、
湿気を吸うので効果的なのだが、長期間入れておくと逆に湿気を吐き出すのでNG
 
また吸湿剤を入れたからと、扉を閉めたままにしておくのは空気が動かず、逆効果です。
 
さらに、私自身の失敗談ですが、物入れのカビを見つけて一通りの除去を行ったあと、
対策のイメージとしたのはカメラ等を保管しておく、防湿庫です、
物入れ自体を防湿庫のように乾燥させておけば良いのだと思い、
吸湿剤を沢山おいて、閉め切っておきましたが、見事にカビが再発生しました。
 
吸湿剤が効果を発揮するのは、しっかりと密閉出来る空間内であることが重要です、
玄関先の物入れ等では、頻繁に開け閉めしますし、密閉も難しいので、
いくら吸湿剤を置いてもキリがありませんね。
 
 
このようなポイントをご理解いただけましたら、次回は実際に対策を
実践していく流れをご紹介します。