皆様こんにちは、東海地方でもようやく梅雨明けしましたね。
平年より11日遅い梅雨明けだったそうですが、それよりずっと長く感じました、
理由は平年の倍近い降水量でしょうか、来る日も来る日もジメジメと蒸し熱く、
過ごし難い日が続きました。
さて、先日ふらっと近所のスーパーへ行った時、天井を見てギョッとしました、
天井一面黒いカビだらけだったのです。
特に冷蔵食品や冷凍食品の陳列されている上は酷い状態です。
湿気の高い日が続き、常に冷えて湿った空気が溜まる天井付近で、
大量発生してしまったのでしょう、仕方がないとはいえ、気分のよい物ではありません。
連続でカビの話はしたくなかったのですが、なぜこんなにこの話をするのかと
いいますと、カビが私達の健康に及ぼす影響は極めて大きいと感じるからです。
普段私達は自分が呼吸する空気について、殆ど無頓着です、私だってそうでした。
しかし、数年前にアパート住まいをしていた頃、原因不明の気管支炎になりました、
それも2年連続で、丁度6月末から7月の梅雨時期です。
それまで、風邪を引くのは大抵冬の乾燥した時期か、真夏にエアコンをかけ過ぎて、
または秋口に窓を開けて寝てしまって・・・という理由が殆どで、この風邪に共通するのは
全て、乾燥した空気だったのです。
ですから湿度の高い梅雨の時期にのどを痛めて気管支炎というのがどうにも理由が分からず、
しかし息をするのも苦しい日が2週間~3週間も続くという辛い経験をする中、
様々なことを疑います、行った場所、行った事、会った人等々・・・
自分の体力のなさや、年齢による衰えかとも思って半ばあきらめ、一生この病気と
付きあっていくのかと、憂鬱になります。
まさか自分の部屋の空気が原因、なんて微塵も疑うことなく、きっとあの場所が
悪かったんだ、変なウイルスを貰ったんだ、なんて理由を考えては自分を納得させようとします。
しかしどうにも解せないまま様々調べてみると、
梅雨時期のカビが原因かもしれないという一つの仮説に行き着きました。
考えてみれば、アパートの窓やサッシは黒いカビが発生しており、カーテンにも少し
移るくらいでした、その時は綺麗に掃除をしますが、冬になればまた結露をして、
梅雨時期にはビッシリカビが生えます。
それが、家そのものの構造上の欠陥であると気付いたのは随分後のことですが、
そのアパートから引っ越した後数年が経ちますが、一度もあのような症状の気管支炎には
なっていません。
やはりカビが原因だったようです。
問題なのは、今でもそのような家は毎日何棟も増え続けているということです。
住宅会社は換気や住まい方の問題ということに終始してしまって、
構造で解決するという方法すら検討しないからです。
確かに、閉め切った部屋でジャンジャン加湿をすれば、いつか必ず結露を起こしますが、
少しでもそれを抑制できるような構造にして、防ぐ努力をしなければ、いつまでも
室内の空気で体調を崩す人が後を絶たないでしょう。
実際、気管支喘息は毎年増え続けています。
厄介なのがその症状の出方がとても緩やかで、その部屋に入ったからすぐに喘息になる訳では
ありませんから、私のように今までの自分と体調の崩し方が違う!と気付かないと、
まさか部屋の空気が原因だなんて思いもしませんから、永遠と苦しめられることに
なりかねません。
画像は厚生省のホームページから引用しました、少し古いデータですが、
年々緩やかに増加しているのが分かります。
現在どの程度になっているのか、とても気になりますね・・・