耐震性 ・ 耐久性

 家は永年に渡り、お施主様ご家族と、その財産を守り続ける使命があります。

川島建設は耐震等級3にプラス制振装置で繰り返す地震にも安心の耐震性能を確保、そして日本の高温多湿な気候に合わせ、家を湿気から守り、壁内に通気路を造り常に壁内を乾燥した状態に保つことで永年の腐食から家を守る、この大きな二つの性能で大切な財産を守り、次代へと引き継がれる家づくりを行っております。

高耐震・長寿命のポイント

ポイントその一 耐震等級3+制振

   まずはしっかりと耐震性能を確保すること、基礎、躯体、床、屋根、これらを強度証明がされた、太く選ばれた材料を使い造る。

  設計段階から平面的バランス、立面的バランス、をよく検討し無理のない設計を行い、ウィークポイントを作らない。

  木造軸組みの良さを活かし、家全体で「柔よく剛を制する」考えで適度に動きを許すようにし、通常の接合金物に加え、耐震金物

  をバランス良く配置する。これに加え、許した動きを抑制する制振金物で揺れを軽減しより安心を付加します。

  

   また、躯体その物の強度を確保することで、面材での耐震性能を稼ぎ過ぎず、繰り返しの揺れに強い設計です。

 

 

  まずはしっかりとした地盤であること。

 地盤の調査を行って、必要であれば地盤改良を施し

 強固な地盤を確保します。

 

  基礎はベタ基礎を採用し、主筋には16㎜の鉄筋

 それ以外には13㎜の鉄筋を配置、被り等によく

 注意をして組み、開口補強筋、隅角部補強筋、適切な

 継ぎ手によって、強い基礎を造ります。

 

  コンクリートの設計強度、現場でのしっかりとした

 打設を確認し、適切な養生期間を確保して必要であれば

 散水やシートによる養生を施し、設計強度を達成するよう

 現場でよく管理をします。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

  躯体に使用する木は、岐阜県産の長良杉、郡上ひのきを

 半年以上の天然乾燥の後、しっかりと選別をして使用。

 

  通常の柱は120㎜、通し柱は150㎜の桧を使い、

 梁や桁といった横物の材料には粘りのある杉を強度計算に

 余裕を見た十分な高さ(材寸)を選定します。

 

  

 

 

 


 

 

 

 

 

  耐震性を確保する為には、バランスがとても大切に

 なります。

 建物を揺らした際に、平面的や立面的に偏りがあると

 全体で揺れを吸収できず倒壊へと繋がります。

 

  家の形、屋根の形、耐力壁の配置、耐力壁の強度等

 強度計算を行った上で計算上は大丈夫と高をくくらず

 より安全な方向へと設計します。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

   家は全体が適度に揺れることで、地震の力を吸収し

  どこか一カ所に力が掛からないように分散しています。

 

  金物ばかりでガチガチに固めてしまうのではなく、

  「柔よく剛を制す」の考え方で、全体の強度をバランス

  良くアップさせていきます。

 

  そしてある程度許した揺れを、制振装置を使って吸収

  させることにより、繰り返す揺れ、倒壊に繋がるような

  大きな変形を抑制し、より安定した耐震性を確保します。

 

  

 

 

 


ポイントその二 壁内通気

   日本は高温多湿な気候風土です、また人が住まう住宅では生活に伴い多くの湿気が生まれます。この外から来る湿気と、内部から

  出る湿気の両方を上手くコントロールすることが家を長持ちさせる大切なカギになります。

  家の基礎、床、壁、天井、屋根は常にこの湿気と戦っているのです、外から来る湿気を遮断し、中から出る湿気を逃がすことで、

  何年、何十年経っても躯体である木は乾燥した状態を保ち、建築当時の強い家で在り続けられるのです。

 

 

 

   日本には四季があり、夏には夏の、冬には冬の

  湿気対策が必要です。

 

  神社や仏閣は数百年、数千年と持ち木造の耐久性

  は十分あることが知られていますが、そこには人が

  住んでいません。夏も冬も外気をそのまま取り込み

  ほぼ吹きさらしといっても良い環境です。

 

  これによって木材は通年よく乾燥した状態になり、

  高い耐久性を生んでいるのです。

 

  しかし住宅は人が住まいます、気温も湿度も外気

  に合わせ上下してしまっては、とても快適な暮ら

  しを営むことはできません。

  

 

 


 

 

 

 

 

 

 

   住宅には神社や仏閣と違って、温度や湿度を防ぐ

  性能が必要になります。

 

  外気を防ぎ、温度を保つには断熱材を充填し、隙間を

  無くし、密閉した状態にすれば保てます。

 

  しかし、ただただ密閉をしてしまうと、今度は内部で

  発生する湿気を逃がすことが出来ず、カビや腐食の

  原因になってしまうのです。

 

  

 

 

 


 

 

 

 

 

   外部から来る湿気に対しては、内部へと入れない

  為の防湿の性能が必要になり。

 

  内部から発生する湿気に対しては、速やかに外部へと

  排出する為の性能が必要になります。

 

  この一見矛盾する二つの性能が住宅の高耐久化には必須と

  なるのです。

 

 

 


 

 

 

 

 

   私達が手掛ける『すみながら』の家には上記の矛盾

  を解決出来る性能があります。

 

  基礎、床、壁、天井、屋根にはそれぞれに適切な通気

  の道が確保され、外部からの湿気を遮断したままに、

  内部の湿気を逃がせるしくみになっています。

 

  部屋の中の湿気はこれらの道を通って外部へ排出され、

  どこかに籠ることはありません、これによって断熱性能

  を保ったまま、躯体の木材は常に乾燥した状態を保つ

  ことが出来、家の高耐久を実現しているのです。

 

 

  

 

 

 


ポイントその三 白あり対策

   木造住宅の長寿命化において欠かせない対策が、白アリ対策です。折角の丈夫な躯体も白アリに食われてしまうと、必要な強度を

  保つことが出来ず、最悪の場合倒壊に繋がる恐れがあります。

  私達は白アリの生態をよく理解し、彼らの好まない環境を徹底的につくることで、薬剤を使わない白アリ対策を行っております。

 

 

 

 

 

   白ありは大切な我が家を食害する厄介な相手です。

  躯体部分を大きく食害されれば、倒壊の危険が、

  さほどの食害でなくとも、強度の低下を招きかねま

  せん。

 

 

 


 

 

 

 

 

   白アリの好む環境は

 

    ・巣を作る為の土が近いこと。

    ・やわらかく食べやすい木があること。

    ・適度な湿気があること。

 

   となります。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

   巣を作らせない為に、土から離す。

  床下は全面防湿と同時にコンクリートで覆い

  土が露出する部分はありません。

 

  またコンクリートと木は直接接しないよう、

  パッキンをかませて、離します。

 

  土と木をしっかりと離すことが大切です。

  

 

 


 

 

 

 

 

   白アリも生き物です、より柔らかく食べやすい木を

  好みます。

   『すみながら』で使用する木材は、防蟻性が高いと

  とされているヒノキ、スギ、ヒバを使用します。

  

  躯体のみならず、全ての木材に防蟻性の高い木材を

  使用することにより、食害を受けにくくします。

 

 

 


 

 

 

 

 

   最後に白アリ対策で重要なのが、湿気です。

  生息する土も、食害する木材も適度な湿気がないと

  彼らは生きられません。

 

  上記のポイントその二で申しました通り、

  『すみながら』の家は湿気を逃がす構造をしており、

  万が一災害等で躯体が濡れても、自然に乾燥します。

  

 

 


 

 

 

 

 

   このように、様々な対策で白アリの好まない環境

  をつくり、薬剤に頼らない防蟻対策を徹底しております。

 

  さらには、アフターサービスの無料点検を行う際にも

  しっかりとその前兆や痕跡がないかを点検し、安全で

  安心な暮らしをご提供いたします。